この記事ではiPhone8とiPhone7の違いや、何が変わったのかを
iPhone6からの変化を踏まえて比較していく。
機能と性能、価格を比較してみたので、iPhone8とiPhone7のどっちを買うべきか、
判断の参考にしてもらいたい。
個人的にはiPhone6(16GB)を使用していたが、
さすがに3年目になり、バッテリーの持ちが悪くなってきたことと、
メモリやストレージの不足を感じてきた上、
iPhone7以前の機種も値下げになっているので、これを機に買い換える予定だ。
少し古めの機種を一括で買って、格安SIMで運用すれば、月5000円は安くつくのでおすすめだ。
iPhone8/7/6s/6の比較
iPhone8 | iPhone7 | iPhone6s | iPhone6 | |
価格 | (64GB)78,800円 (256GB)95,800円 | (32GB)61,800円 (128GB)72,800円 | (32GB)50,800円 (128GB)61,800円 | AppleStoreでの取り扱い終了 |
ディスプレイ | 4.7インチ IPS TrueTone対応 | 4.7インチ IPS | 4.7インチ IPS | 4.7インチ IPS |
解像度 | 1,334 x 750, 326ppi | 1,334 x 750, 326ppi | 1,334 x 750, 326ppi | 1,334 x 750, 326ppi |
CPU | A11 Bionicチップ 4コア+2コア | A10チップ 2コア+2コア | A9チップ 2コア | A8チップ 2コア |
シングルコア | 4204 | 3412 | 2487 | 1535 |
マルチコア | 10165 | 5493 | 4128 | 2615 |
メモリ | 2GB | 2GB | 2GB | 1GB |
メインカメラ | 1200万画素 | 1200万画素 | 1200万画素 | 800万画素 |
インカメラ | 700万画素 | 700万画素 | 500万画素 | 120万画素 |
ストレージ | 64/256GB | 32/128GB/256GB | 32/128GB/256GB | 16/32/64/128GB |
バッテリー持続時間 | iPhone7と同等 | iPhone6s+2時間 | ||
重量 | 148g | 138g | 143g | 129g |
新機能 | ワイヤレス充電 高速充電対応 | ApplePay 防水・防塵 | 3D Touch | ディスプレイ大型化 |
iPhone6の機能と性能
発売は2014年9月、3年前の機種だ。
既にApple公式サイトからのラインナップからは除外されている。
目玉はディスプレイの大型化で、
それまでは4インチだったディスプレイが4.7インチになり、話題になった。
当時は別に4インチで困らないと考えていたが、突然モノが欲しくなり衝動買い。
ディスプレイの大型化に戸惑ったものの、一度4.7インチに慣れてしまうと、もう4インチには戻れない。
性能面では、現行の機種と比べるとメモリが1GBと少ないため、
こまめにスタンバイ状態のアプリを消さないと、
メモリ不足で落ちてしまうものが出てくる。
なぜかLINEの通知が来ないのは、大体これが原因。
iPhone6sの新機能と性能
発売は2015年9月。
新機能として3DTouchを搭載し、ディスプレイが押す強さをiPhone側で判定することができるようになった。
3D Touch
この3DTouchにより、操作として「画面を押し込む」が追加された。
画面を軽く押し込む「Peek」と強く押し込む「Pop」があるようだ。
タップをWindowsにおける左クリックとすると、
右クリックに相当する操作がPeekやPopでできるようになったり、
慣れればよりスムーズに操作できるようになっている。
性能
性能面では、CPUが1.7倍、GPUが1.9倍の性能向上となっている他、
搭載メモリが2GBと倍増。
メインカメラとインカメラの画素数も、それぞれiPhone6の1.5倍、4倍と多くなっている。
メモリが倍増しているので、アプリを多く起動していてもメモリ不足で落ちにくくなっているし、
カメラの画素数増加は写真を多く撮る人には重要だろう。
iPhone7の機能と性能
発売は2016年9月。
ApplePayを搭載。防水・防塵のIP67規格に対応。
ホームボタンが感圧式に
防水にするためか、イヤホンジャックがなくなり、ホームボタンも感圧式に変更になっている。
一度iPhone7へ買い替えを検討したのだが、
感圧式のホームボタンに違和感があったのでその時は保留にした。
ただしホームボタンの感触は設定でカスタマイズが可能ということもあり、
使っていれば慣れそうだ。
イヤホンジャックが無くなった
外では音楽を聞かない上、ゲームも無音でやる派なので、
イヤホンジャック削除では個人的にはダメージはないのだが、多くの人にとっては気になる項目だろう。
昼休みにスマホゲーで遊んでいる人などは影響が大きそうである。
ApplePay
ApplePayは「iD」「QUICPay」などの電子マネーを登録しておくことで
おサイフケータイと同じように使うことができる機能。
クレジットカードが上記のような電子マネーに対応していれば、設定するだけで連携することができる。
iDにはコンビニやスーパーマーケットで対応している店舗も多いので、
普段の買い物でもポイントを得ることができる点は大きい。
※実際ウチの嫁はこのApplePayにはかなり興味を示しているので、
今回はiPhone7以降の機種に買い換えることにした。
性能
性能面ではCPUコアが性能重視の2コア、省電力重視の2コアの合わせて4コアになった。
性能があまり必要ない場面では、省電力コアだけで処理するようになった。
結果的にバッテリーの持ちが良くなっており、iPhone6sと比べて最大2時間駆動時間が延長している。
CPU性能自体もiPhone6sの1.4倍、iPhone6の2.4倍と着実に向上している。
また、メインカメラの画素数は変わらないが、暗所での撮影性能は向上しており、
インカメラの画素数も700万画素に向上している。
iPhone8の新機能と性能
2017年9月22日発売。
新機能としてはQi規格によるワイヤレス充電に対応。
さらにUSB-C電源アダプタがあれば高速充電も可能。
ワイヤレス充電と高速充電
Qi規格に対応する充電器の上に置いておくことで、ワイヤレス充電が可能になった。
ただしこのワイヤレス充電器はiPhone8本体には同梱されておらず、別売り。
さらにUSB-C電源アダプタも同梱されておらず、別売り。
最新のMacBookシリーズを持っている人なら、そちらに同梱されているアダプタで高速充電が可能だが。
(ちなみにウチのMacBookProは2015年モデルなので、USB-Cではない…)
目玉となる新機能ではあるが、利用には別売りの機器が必要なので注意。
ディスプレイがTrueTone対応に
TrueToneとは、周囲の環境光に合わせてディスプレイのホワイトバランスを調整することで、
自然な表示を可能とする技術。
例えば昼間と夕方では周囲の色味が異なるが、その差を補正して常に同じ色をディスプレイに表示する。
現時点ではiPad Proに採用されている。
本体がガラス筐体に
iPhone5~iPhone7までは本体はアルミニウムだったが、
iPhone8はガラスになった。
ちなみにiPhone4/4sまではガラスだったが、強度の問題でアルミニウム製になっている。
今回iPhone8で使用されるのはゴリラガラス5であり、一つ前のゴリラガラス4の1.6倍衝撃に強い。
ゴリラガラス4は1mの高さから落として80%は破損なし、
ゴリラガラス5は1.6mの高さから落として80%は破損なし。
さらにゴリラガラス4はさらに前のゴリラガラス3と比べて2倍頑丈…と昔よりもかなり改良されている。
ただし念のためケースと保護シートはつけるべき。
割れるの怖いし。
性能
性能面では、CPUの省電力重視のコア数が4コアに増加していて、
これにより、電力消費を抑えながら性能の底上げを図っている。
CPUのシングルコア性能ではiPhone7の1.2倍といったところだが、
コア数を増やしたことで全力時にはiPhone7の約2倍の性能になっている。
コア数を増やすというのはちょっとズルに感じるが。
どのiPhoneに買い換えるべき?
ここまで見てきたが、どのiPhoneに買い換えるかは、人によって異なる。
新しいiPhoneに何を求めているかによると思う。
機能的には、各モデル順当に新機能が追加されているが、必須かと言われるとそうでもない。
iPhone8のワイヤレス充電はスマートだとは思うが、普通にケーブルを繋げば充電はできる。
7で追加されたApplePayも、あれば便利だが必須ではない。
6sの3D Touchも便利にはなりそうだが、現状iPhone6の操作に不満はないし。
性能面は順当に向上しているが、例えばネットとメール、通話が主な使用法なら
どれでも使用には耐えると思う。
個人的には、iPhone5から6に変えた際に、アプリの起動や切り替えが劇的に早くなったので
なるべく性能がいいものが欲しいという思いがあるが、要お財布と相談である。
あくまで実際に自分がその機能を使うかどうか、といった観点で見る必要があるだろう。
ワイヤレス充電に興味があるなら8一択だが、
あくまでApplePayだけが目当てなら7で十分と思うし、
ApplePayも不要なら、まだ6sで戦えそうだ。
ウチの場合、ApplePayで買い物したいのでiPhone7以降の機種、というのは早々に決まった。
その際、ストレージ容量に余裕があり、性能も良くなっているiPhone8を買いたい!
ガラス筐体にも興味がある。
16000円の差額を払って買うか、というところで少し悩んだが、結局8を買うことにした。
いずれにしても、高い買い物で数年の付き合いになるので、慎重に決めるべきだと思う。
iPhoneXとiPhone8の比較レビュー
晴れてiPhoneXとiPhone8を入手したので、レビューしてみた。
www.sakini-itteyo.com