劇場版SAOの4DX版を観て来たので感想を書く。
通常の約1.5倍とお値段が高いので、
気になってるけど二の足を踏んでいる人の参考になればと思う。
4DX自体未経験で、MX4Dとかいうのもあるらしいし
どっちがいいのだろうか…と色々と調べて、こんな記事も書いた。
www.sakini-itteyo.com
4DXの方が比較的評価が良かったので期待して観にいったのだが…
評価
バトルシーンの臨場感強化という点で言えば、
なかなか満足のいくものだった。
ただ、正直不快に感じる時もあり、
賛否両論あるだろうなあ。
最終的な満足度は星5のうち3.5というところ。
必ずしも全体に効果を適用しなくてもいいんじゃないかな。
以下で詳しく書いていく。
水しぶきが過剰なことがある
まず本編の上映前に4DXの機能を全て盛り込んだショートムービーがあるんだが、
そこでの水しぶきが過剰で非常に不快。
この時点で「やりすぎ」とどよめきが起こっていたので、
皆そう思っていたようだ。
正直この時点で「失敗したかな？」と思ってしまった。
劇場サイドには、もう少し弱めの設定でお願いしたい。
本編では水しぶきが過剰なシーンはなかったので、
劇場版SAOの問題ではないかもしれないが…第一印象って大事だよね。
いや、風呂に入ってるの俺じゃねえから！
アスナさんのお風呂シーンやらで、
たまに上から雨粒が落ちてくるんだが、
正直必要性を感じなかった。
風呂に入ってるのはアスナだからね、俺じゃないからね。
ただ、湖のシーンなど霧っぽく薄く水が出る時は、
不快感もなく雰囲気が出ていたので良いと思う。
首元の風圧はなくてもいい
主に敵に切りつけるなど、ダメージを与えた時に首元に風圧が「プシュッ」とくる。
いつも来るわけではないが、正直最初のうちは慣れずに不快だった。
後半になると慣れたのか、
アクションが激しいシーンでの風圧は気にならなくなったが、
これももう少し出力弱めでもいいかもしれない。
「香り」に期待しすぎるな！
前回の記事でも書いたように、
俺はアスナさんの匂いに超絶期待していたのだが、
結論から言うとそこまでではなかった。
おそらく一種類の匂いを濃度を調整して出しているようで、
女の子が出て来るとちょっと甘い匂いがする。
アスナさんお風呂シーンも甘い匂いがするが、
これがちょっと強くてきつい。
石鹸の香りとかでいいんですよ…？
前述の雨粒の件もあり、せっかくのお風呂シーンなのに集中力を削がれる。
濃度が薄い時はむしろ心地よく感じたので、
これも気持ち薄めでお願いしたい。
あとエピローグでの直葉のお土産の匂いはいらない。
ストーリーの余韻に浸ってるのに、あの場面で甘い匂いが来るのはちょっと…
良かったところ
(出典:http://www.unitedcinemas.jp/4dx/)
だいぶ酷評してしまったが、良い点もちゃんとある。
不満点を考慮しても、一度体験してもいいと思える程度には、
臨場感、没入感を得られた。
シートが動くのも、なかなかいいね。
シートの可動で臨場感が高まる
まずメインの機能というべき「シートの可動」だが、
日常パートでは少し動かしすぎのきらいがあるものの、
バトルシーンの臨場感は確かに高まる。
ラストバトルの没入感はかなり良かった。
あのシーンはもう一度4DXで観たいと思えるレベルだ。
風が吹くことでシーンへの没入感が高まる
これも主にバトルシーン、または緊迫感のあるシーンでだが、
シアター内に風が吹く。
これは特に音がすると言うわけでもなく、
自然に風が吹いており、自分がそのシーンの中に入り込んでいる感じがする。
後半のシーンは4DXに慣れて来たのもあって、
没入感がなかなかの物であり、序盤のマイナス印象を取り返した形。
ただリアルに風が吹くので薄着だと辛いため、
何かしら羽織るものがあった方がいいかもしれない。
補足
今回観にいったのは「ユナイテッド・シネマ」系列のため、
他の系列の劇場の場合、得られる体験が異なる可能性もある。
その点についてはご了承いただきたい。
ユナイテッド・シネマの4DX特集ページ
新次元の4Dアトラクションシアター ユナイテッド・シネマ｜シネプレックス
まとめ
シートの可動とシアター内に吹く風はなかなか良く、
この点についてはもう一度観たいと思える出来。
水絡みはなくてもいいが、霧状の水は雰囲気作りに貢献していた。
匂いは少し過剰なシーンが目につくものの、
抑えめにしてもらえればアクセントとしては良さそうだ。
万人におすすめできるものではないが、
劇場版SAOめっちゃ良かった！4DX未経験だけど気になる！と言う人は、
一度体験してみるだけの価値はあると思う。